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夏の予感におやぢは夢見る

 世の中はゴールデンウィーク、ボクの職場もとてつもなく忙しい。朝11時には作業着のポロシャツ、Tシャツがじっとり汗ばんでしまう。昼食も午後2時過ぎまでは食べる暇もない。そうして明るいのか暗いのか、寒いのか暑いのかも知らずにただ日々が過ぎて行く。楽しみは無い。元々ネガティヴな発想を基本線として考えておき、辛い、悲しい、苦しいも「まあ人生そんなもんやろ」とやり過すことを心情としているので、楽しみが無いとて落胆も失望もしない。ただ面白くはない。妻は心臓の大手術から生還は果たしたものの、その後は眼を悪くしクルマの運転も出来なくなった。しかも更にメヌエル病を発症してしまい、我が家は医療費だけでも火の車だ。わーい、火のクルマ、ファイヤーバード・トランザムぅ、なんて言ってもいられない。現在の我が愛車たるロードスターNBもローンでどうにか車検を通した。最近、新型ロードスターNDに少々心を動かされ、これでBMW Z3/Z4なんて選択肢は考える必要も無くなったな、などと思ったが...そもそもNDだって手が出ない。まあ、本気で欲しいとまでは思わないし、大体がボクが「グッと来る」ようなクルマが世の中から消えて久しい。セクシーだと感じられるのはマセラティくらいしか残っていないのだ。ん〜やはりTVRタスカン(初代の6ツ目が好きだ)かな〜。でも今更6速マニュアルでもねーなあ...オートマのミッションに積み替えたら楽しいかも〜...もうマニアでも何でもない。ただの堕落したおっさんである...。だか、それより何より夏に向ってバイクの虫が頭をもたげて来るのだ。年季のはいったボクのトレードマーク"星条旗を背負ったGジャンの袖を切り飛ばしたベスト"が、ほおらほ〜ら、とボクをそそのかすのだ。あ、職場のカトのヤツ、「平野さんのちゃんちゃんこ」と言いやがった。ベストでもチョッキでもなく...ちっ。併せてレイバンのグラスとベルの500TXもほおらほ〜ら、とボクを誘うのだ。あ〜バイク乗りて〜。883じゃなく1200、インジェクションでなくキャブ。嗚呼、これも真夏の世の夢だな。夢じゃ夢じゃ、夢でござあぁぁる。いや、まあ、あのね、夢見るおやぢなんてぇのは、格好良くも素敵でもなく、ただ滑稽なだけだねえ。女にももてねーわ...。

プロフィール

平野克己(ひらの・かつみ)

MC誌の最前線を長うお准将に託し現在はフリーランスの予備役として活動中。湘南鎌倉で猫的スローライフを提唱しつつ、国産プラモデル史の編纂に尽力する日々を送る。永年飼ったコブラ427S/Cを手放しMC(Motorcycle…Modelcarsではありませぬ)復帰を密かに目論む。自称昭和プラモ小僧の60歳。座右の銘は心情溢るゝ軽薄さ。

2015年5月

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