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ささやかな幸せ

 仕事から帰る道すがら、クルマのフロントグラス越しに花火を見た。ああ、忘れていたけれど、今日は江ノ島の花火大会だった。近頃は真夏ではなく空気が澄んで引き潮になる秋口にやるようになったのだな。音も聞こえず遥かに遠くの花火だけれど、今年始めて見る花火であった。ほんの少しだけ幸せ。
 職場の近くに小さな自動車ワークショップがある。ホンダN360やホンダZ、フロンテクーペ、バモスホンダなどがよく入場している。そうした車種からも"そうした類いのショップ"であることは概ね想像できる...まあ、ボクはサブロクの軽が今でも大好きではあるけれども...。そこで今朝、TVRを見た。ちらっと後ろ姿を垣間見ただけなので、それがタスカンなのかグランチュラなのか、はたまたビクセンなのかグリフィスなのか、それは判らない。大体ボクはこの時代のTVRに詳しくはない。ともかくレストアからあがって来たばかりらしい"バリもん"であった。ほんの少しだけ幸せ。
 ちょっと前からパソコンのシステムが不調をかこっている。メールは不通になり、サファリやクロームも動画や音源が再生できない。嗚呼、あの頃はワープロで仕事をし、時々テレビを観ては気晴らしをしたのだな、などと回想している。なので静かな夜を過ごしている。そんな日々を倅や娘が心配してくれ、色々とサジェスチョンを授けてくれている。ほんの少しだけ幸せ。
 我が家の新たな家族となった仔猫の"すず"ちゃんは、野生の血がたぎる凶暴なる「噛みネコ」であるのだが、最近になってボクの帰宅を玄関で出迎えてくれるようになった。未だ「にゃあ」ではなく「ぴぃ」みたいな鳴き声なのだが、ボクの呼びかけにぴぃと鳴いて、おかえりおかえりしてくれる。ほんの少しだけ幸せ。

プロフィール

平野克己(ひらの・かつみ)

MC誌の最前線を長うお准将に託し現在はフリーランスの予備役として活動中。湘南鎌倉で猫的スローライフを提唱しつつ、国産プラモデル史の編纂に尽力する日々を送る。永年飼ったコブラ427S/Cを手放しMC(Motorcycle…Modelcarsではありませぬ)復帰を密かに目論む。自称昭和プラモ小僧の60歳。座右の銘は心情溢るゝ軽薄さ。

2015年10月

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