トイ・ホビダス―超精密ミニカーからかわいいオモチャまで!!
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2009年9月:記事一覧

2009.9.30

30年ぶりのバスケットボール

 中学校時代、バスケットボール部に入っていました。私を筆頭に身長低めのチームだったのですが、朝夕とり憑かれたように夢中に練習したお陰か、市で二番目、地区体でもまずまずの好成績を残したこともありました。カップは無理だけど賞状は何枚か貰えたそんなレベルのチームでありました。

 しかしそんな弱小軍団の中で一人だけ群を抜いて身長が高くバスケットのセンスにも長けたやつがいました。まぁ彼のおかげで勝てていたとも言えるのですが、そんな彼はいまだにバスケットに関わった人生を送っています。言わば現役のバスケット選手なワケ。

 で、先日のシルバーウィークを目前にしたある日、そんな彼、K君から連絡が。なんと「帰省するなら、当時のチームの面々を集めて試合をして、夜のもうよ」という話。

 試合をしてから夜のもう…って。K君にとってバスケは日常からも知れませんが、私を含む他のメンバーにとっては約30年ぶりのバスケとなるわけで、既に around fortyもとうに過ぎ、今や皆around fiftyの辛苦を心身ともに味わっている身だといふのに…。

 真面目に一人ぐらい死ぬんじゃないか、と杞憂しながらも結局帰省したメンバーと地元組が合流して試合をしましたよ~。いやはや、これまでの人生で最も酷い酸欠状態に陥り、なんとなく天国に一番近いナチュラルトリップを味わいそうになりましたが、20分+10分+10分のゲーム(もちろん途中休憩あり)をなんとか楽しむことができました。

 そして夜は酒宴。顧問の先生もお元気で参加くださり、誠に楽しいひと時でした。

 しかし次回の試合には、現役の医師であるメンバーの一人がAEDを持参するべきという話になりました。真面目に危険ですからね。でもまぁ、そんな最後を迎えることになったなら、それはそれで、愚かしいけど幸福なエンディングという気もするのでありました。
 
 画像は試合の合間に体育館の外で召されそうになっている不肖ワタクシめでございます。

2009.9.19

J.P.S. Mk.Ⅰ ロータス76 JPS9/10

 旧SRC(イギリス)のホワイトメタル製ロータス76キットのボディとシャシーです。実車ではシーズン当初、電磁クラッチを備え、ブレーキペダルが2枚あったクルマ。このモデルでもシャシーに4枚のペダルがきちんとモールドされています。

 完全な失敗作に終わったマシーン故、ロータスのF1という商品力のありそうな題材にも関わらず、モデル化には恵まれていません。このSRC以外では、当時ものでポリスティルの1/32スロットカー、1/64ミニカー(但しこれは72との折衷仕様でボディフォルムは全く異なる)があったぐらいです。

 このキットを使った1974年チーム・ロータスのジオラマ制作を画策中です

2009.9.13

タイプ3 カルマン・ギア

 コーギーの1960年代のモデル、フォルクスワーゲン・タイプ3のカルマン・ギアです。実車には生涯2回ほどしかお目にかかっていません。よく言われるように結構なレアカーだと思います。

 同じ空冷RRということで、なんとなくコルベアを連想させますよね。ワタクシにとっては、コルベアも、このタイプ3カルマンも同じく憧れのクルマなのです。

 このモデルは、リアフードを開くと透明のボード越しにフラット4を拝むことが出来、ボード自体も開閉可能。更にフロントフードを開くと脱着可能なトランクとスペアタイヤが収まっているという、いかにもコーギーらしい可愛らしいモデルです。

 このまま持っていてもいいのですが、ボディ塗装の程度があまりよくないので、ブラックにリペイントして、足廻りはポルシェ・アロイに履き替えたいなどとよからぬ妄想をしております。

2009.9.12

ドラマチックお色気ブルース

 最近クルマの中で良く聞いているCDです。「幻の名盤解放歌集・ビクター編」というキャッチが付いておりまして、タイトルは「ドラマチックお色気ブルース」(汗っ)。

 昭和40年代のものを中心とする、ビクターのお色気歌謡路線の佳作を集めたものなのですが、いや~その内容…。すごいの一言に尽きます。

 このCD、既に購入してから10年以上経っているのですが、なかなかまともに最後まで聞きとおせないのです。異常なまでにユルくて。

 ところが齢47歳を迎えた現在のワタクシ、久々に聞いてみたら意外と平常心で聞けるじゃないですか。若い頃(と言っても10年前ですけど)には馬鹿馬鹿しくて聞けなかったものを許せる自分になっていました。

 聞けるようになった理由、それはですね。このCDに充満しているお色気とあえぎ声、悶え…。のせいではなくて、充満している「昭和40年代」のどうしようもない「匂い」ですね。

 そうだ。昭和はこうだった。そう、思い出しました。

 今では、音楽、ファッションなど、日本(特に東京はね)は世界で一番洗練されているような顔してますが、どーですか。ほんの少し前までこんな感じだったではないですか、と。そんなふうに思えました。

 なかなかに愛しい1枚であります。

2009.9.10

モーガン・エアロマックス■マッチボックス

 世に言うスーパースポーツカーの類に全く興味が湧かないのですが、最近初めて実物を見て、非常に感動したのが「モーガン・エアロエイト」です。なにしろスタイリングがすごい。

 どっちを向いているのかわからない目玉はXビーム?で交差して前方を照射するというし、いまだに構造材の一部に「木」を使っているというし。コダワリというよりも、なにやら倒錯したイギリスならではのエッセンスがモダナイズされたみたいな異形の物体。全く詳細を知らぬままに書いておりますが、もしお金持だったなら、乗ってみたいと思うかもしれません。

 で、当然実車は無理なのでミニカーということで。先日イベントでゲットしたマッチボックスのモーガン・エアロマックス(コンセプトカー)です。280円也。

2009.9.09

ラットフィンクの新しいフィギュア

 15年前ぐらいにホットロッド/カスタム・カルチャーに入れ込んでいたことがあり、その時期に2回、故エド“ビッグ・ダディ”ロスにインタビューしたことがあります。丁度ムーンアイズさんのホットロッドカスタムショーに毎年彼がゲストとして来日していた頃の話です。

 当時MotorBooksからに矢継ぎ早に発売された関連書籍を夢中で入手して読んでいた記憶があります。彼の地アメリカでも、1960年代ホットロッド・カルチャーのリバイバル的な機運が盛り上がっていたのです。模型ではレベルがエド・ロスの古いキットをオリジナル・パッケージ絵柄で再販していました。もちろんそれらのキットも漏らさず購入。モデル・カーズ誌面にも随分当時の自分のそんな嗜好が出ていたと思います。

 で、翻って現代。輸入フィギュアに詳しい方にお聞きしたところ、エド・ロスが生んだキャラクター、“ラットフィンク”は大変な売れ筋商品とのことです。どんな人たちが欲しがるのか、いま一つお客さんの顔が見えてきませんが、現代のラットフィンク・フィギュアたち、出来栄えはすこぶる素晴らしいものです。

 ビートニク・バンディットにシビれていた貴方、おひとつ(一匹)如何でしょうか?

このラットフィンクを詳しく見る方はコチラ

2009.9.08

ブルマァクの怪獣ソフビ 「サイゴ」

 なんだと思います? このブサイクな物体。

 生涯で初めて、ウルトラ怪獣のフィギュアというものを買ってしまいました。あまりに破格だったので。伝説のメーカー、「ブルマァク」製の初代ウルトラマン怪獣、「サイゴ」の当時ものです。

 どういうわけだか、昔からグリーンの物体に惹かれる私は、幼少期にこのフィギュアを見て、あまりのブサイクさはさておき、その「オリーブドラブ2」というか、「わさび」色というか、とにかくそのグリーンっぷりに惚れてしまったのでした。

 まさか入手する日が来るとは思わなかったけど、まぁいいです。机上にあるといい気分で仕事もはかどりますから(?)。

 ちなみに、「サイゴ」というネーミングは、元来この怪獣が初代ウルトラマンに登場する「最後(さいご)」の怪獣として企画されたから、らしいです。実際には、最終回の1回前の回に登場することになりましたが、初代ウルトラマンの怪獣としては、「最後」に作られた「着ぐるみ」だったのは事実とのこと。

 そして最終回でウルトラマンを倒した怪獣「ゼットン」のネーミングは、これまた「最後」を意味する「Z(ゼット)」と「ん」から付けられたそうです。素晴らしいセンスだと思います。

 それにしても、「最後」とは、なんと素敵な名前なのでしょうか。

2009.9.07

ロータス77 当時の1/43メタルキット

 東洋初のF1世界選手権であった、1976年の「F1選手権インジャパン」優勝車であるマリオ・アンドレッティのロータス77。これだけいろんな車種がミニカーでモデル化されているご時勢なのに、いまだこの記念すべきレーシングカーのモデルは、ホワイトメタル製キットなど、少量生産のものしか存在しません。不思議なことです。

 画像は、概ね当時発売されたイタリアはFDS社製のホワイトメタル・キットの同車種。どうにもならないほど、実車のプロポーションとはかけ離れていますが、当時は製品として出してくれた心意気だけでも嬉しかったものです。このキット、一応くだんのジャパン仕様とうたわれておりますが、内容はその仕様に限定した理由がみあたらない…。そんなレベルのものであります。しかし、それでも何故か心惹かれるものを感じさせます。

2009.9.06

「意志の勝利」を観ました

 先週の金曜日、弊社ホビダスEコマース事業部のH女史から、「『意志の勝利』が上映されてますよ」 との情報を頂戴しました。彼女がかなりの映画フリークなのは以前本人から聞いたことがあるので知っていましたが、それにしても、この映画は「特別すぎる」一編です。

 『意志の勝利』とは、ドイツの古都ニュルンベルクで1934年9月4日から6日間行われた国民社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の全国党大会の記録映画。女流監督レニ・リーフェンシュタールが手がけたこの作品は、単なるドキュメンタリー映像にとどまらない高い芸術性を持ち、映像史に残る傑作という評価があります。

 しかし無論、この映画は政治的なプロパガンダとして製作されたものであり、完成度の高さとも相まって、その目的を充分すぎるまでに果たしたと言われています。すなわち、当時のドイツという国が、第二次世界大戦への道を邁進することを勢いよく後押ししたフィルムということ。それゆえ、リーフェンシュタール監督は戦後、戦犯として捕えられ、自由の身となった後も、この作品ゆえの烙印が消える事はなかった、とのことです。

もちろん、ドイツ国内では一般上映が(おそらく永遠に)禁止されており、東京で上映されるのも、実に67年ぶりとのこと。

 と、いうわけで、やはり観ておかねばならないと思ったので、今日の日曜日、渋谷の「シアターN」という映画館に赴き、本作を観てまいりました。

 題材の整然とした様式美、建造物の壮大さ、ショーアップされた式典の構成、そして何と言っても、ヒトラーの演説の巧みさと緻密さ。力強い編集と映像の美しさは、それら全体を見事に捉えきっていました。

 一言で言えばそんな感じですが,一言では何も語れない。そんな一編でありました。


2009.9.04

マリー・クロード・ボーモンとAMRのコルベット

 1970年代半ば頃、ヨーロッパで人気を呼んだ女流レーサー、マリー・クロード・ボーモン嬢は、当初NSUなどを駆ってのラリーでの活躍で勇名をはせましたが、その後はル・マンにも何度か参戦していました。女流レーサーと言えば、1970年代ならF1史上、女性として唯一の入賞ポイントを記録したイタリアのレッラ・ロンバルディなども有名でしたが、ボーモンの場合は、率直に言ってその美貌ゆえに注目度が高かったということでしょうね。もちろん腕も確かだったのでしょうが。

 画像はそんなボーモンが1974年のル・マンで駆ったコルヴェットを再現したAMR(アンドレ・マリー・ルフ)製ホワイトメタル・キット。私が生涯2つ目に買ったメタルキットでした。AMRらしい彫刻的でマッシヴな造形はC3コルヴェットというスポーツカーの抑揚に富むフォルムを、強調しつつ素晴らしいプロポーションでまとめあげています。

 その隣の画像は当時発売されたボーモンのキャリアをまとめた洋書の表紙。淡いメタリックブルーのヘルメットと青い瞳のコーディネーションが美しいです。

2009.9.03

ムーンアイズの石井さんとチータ

 ムーンアイズ所属の著名ピンストライパー、「ワイルドマン石井」さんのキャリア20周年を記念するイベントがこの夏、本牧のムーンアイズ・エリア1で開催されておりました。石井さんと言えば、ピンストライパーとしての顔と同時に、非常にマニアックでハードコアなミニチュアカー愛好家としての顔も、知る人ぞ知る一面。

 そんなわけでモデル・カーズ編集部では、ミニチュアカーをこよなく愛する石井さんのスタジオに「ムーンの石井さん」に相応しいミニチュアカーの題材を持ち込んで、繊細でクールなピンストを施していただきました。こちらはモデル・カーズ次号(9月26日発売号)にて、記事でご紹介できる予定ですのでお楽しみに。

 その折、私は自分と仲間たちで以前作ったMortorbombというインディーズ・ブランドのホワイトメタル製チータを持ち込み、こちらにはプライベートで、ピンストライプをお願いしました。そうして出来上がったのがこれ。ブルーグリーン1色でお願いします、という私のオーダーの通り、黒いボディにブルーグリーンの繊細なフレイムスと“Cheetaracha”のサイン、そしてチータに相応しい猫科の顔をピンストで入れてくださいました。さすがのセンスとテクニックに脱帽です!

 ムーンの石井さんのキャンバスに相応しくあるため、フロント・ホイールはディッシュではなく、ムーンキャップに変更して臨みました。もちろんホイールは前後とも本橋彫刻の本橋氏による手作りアルミ挽きもの。ブラックの塗装とホワイトのデカールは現バラッカの南口氏、原型は元リトルガレージ/現インターアライドの原型師、山越氏によるものです。石井さんのピンストが入ったことで、更に「いいもの感」が増しました。良かったです。写真ではダンヒルのライターにチータを載せてあります。その小ささがお解りになるかと。こんな小さなものにまで…。本当に素晴らしいテクニックであります。

 なお、石井さんが入れてくださったピンストはブルーグリーンの部分と、猫科の顔の白いヒゲ部分のみ。残りの白い文字ロゴは南口氏が貼ったデカールです。