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2009年10月:記事一覧

2009.10.26

6輪たいれる爆走の思ひ出

 今日発売のモデル・カーズ新刊の巻頭特集は1976年の「F1選手権インジャパン」がテーマです。俺はこのレースがすごく好きなんです。と言っても当時観に行けたわけじゃありませんよ。そんな恵まれた子は少なくとも俺の周辺にはいませんでした。精々テレビで観てオートスポーツやオートテクニックの別冊を買うぐらいが関の山。

 だから時々「1976の富士行ったよ」とか言うヒトが居ようものならもう大変。羨ましくてたまりません。どーだった?どーだった?とか言って、質問責めにしてしまいます。現場に居られなかっただけに憧れが永遠に癒されないワケ。

 それでもあのレース、テレビ画面からだけでもその凄まじさを感じとることができました。物凄い水しぶき、コーナリング時のバラッバラバラバラッ~というDFVの失火音。非力なマシーンでジェイムズ・ハントのマクラーレンに喰い下がるビットリオ・ブランビラやトム・プライスの猛烈な走りっぷり。

 やがて雨が上がり、画面が夕焼け色に染まりだす頃、レースは急展開。快走していたジェイムズ・ハントがタイヤを傷めて遅れる中、パトリック・デパイユ(でぱいえ)の6輪タイレル(たいれる)がトップに立ちます。

 タイヤを冷やそうと濡れた路面を懸命に探し、飛び石づたいのように走るデパイユですが僅か2周で左リアタイヤがブロー。ボロ雑巾のようになった左リアを引き摺り、ロワアームから火花を散らしてピットへ駈け込むデパイユ6輪の絵柄は最高にスリリングで忘れられません。

 そんなタイレル6輪車のモデルと言えばタミヤ1/20が有名で、先頃限定にて、その「富士仕様」が発売になったのですが、キットではタイヤがスリックのままでした。そこでモデル・カーズでは今回の巻頭特集に合わせて、このキットにぴったりフィットする6輪のレインタイヤを開発、既に誌面でご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、超絶技巧職人、「本橋彫刻」の本橋英雄氏が原型を担当した素晴らしい逸品となっています。

 通常これを形にするならデータ入力してNC旋盤で原型を作るのが王道でしょうが、そこは自動車模型の足廻りの表現にかけては当代きっての拘りを貫く本橋彫刻、旋盤を使用せず、あくまで彫刻機を使って彫り込まれた手作りの原型となっています。絶妙に丸いサイドウォールと繊細で彫りの深いトレッドパターン、他では絶対に得られないクオリティです。

 このタイヤ、現在ホビダスで予約受付中。究極の6輪タイレルと言えば1976富士仕様。その完璧版を作りたいなら絶対にお薦めのタイヤです。ぜひ商品ページの画像もご覧ください!

ご予約はこちらから!

2009.10.23

ニューヨーク・ドールズ

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 デビッド・ヨハンセンとジョニー・サンダースが率いた伝説のNYパンク(グラム風味)バンド「ニューヨーク・ドールズ」。若い時はそのあまりの変態的ルックスに仰天して好きになれなかったけど、歳をとるにつれて何でも許せるようになり、そのアンバランスぶりというか率直に言えば気持ち悪り~ところがカッコイイと思えるようになり、今では大好きなバンドの一つです。そもそも曲と演奏は最高にいいし。

 で、最近その故・ジョニー・サンダース先生をモチーフにしたというシャツをもらいました。サイズは「S」。大体いつも3サイズ展開の場合は「S」サイズを着ているんですが、このブランドの「S」は非常にタイトで前がキチンとしまりません。勿体ないな。もっと痩せなさいという神様のメッセージなのか? そうなのか?

 な・わけでなんとなく、ドールズが頭の中をぐるぐる回っていた最近なのですが、以前「モータースタイル」というモーターアパレル系ムックを一緒に編集してくれたフリーエディターの上野健太郎君と久しぶりに電話でお話したらですね、かのマルコム・マクラレンが来日するそうです。
 
 なんでもマルコムは最近ディオール・オム絡みの仕事をやったらしく、その発表会かなにかで来日。それでついでにヴィヴィアン・ウエストウッドも来日するとのこと。この二人は元夫婦ですよね。マルコムはセックス・ピストルのマネージャーとしての成功が有名。マルコムはピストルズのメンバーにヴィヴィアンの服を着せてたりしてたと。で、このお二人をフィーチャーしたパーティが近々催されるらしく、上野君はその折りのバンドとかDJのブッキングの作業を現在やっているらしいです。ご立派!なんか自分が恥ずかしい。

 で、マルコムはですね、ピストルズの前はニューヨーク・ドールズのマネージャーだったんですよね。結局ビジネス的には失敗してますが。そんなことで、最近ドールズづいているな~という話でした。それにしても上野君、大事なお仕事頑張って下さい!
 

2009.10.20

ちてい怪獣 ガ~マ~ロンっ その2

 いや~前回のブログは一部で波紋を呼んでしまいました…。イシグロン氏のくだりが検閲に。健全な青少年とかおじさまとかの教育に不適当だからかっすね?

 まいいや。知らねーや(笑)。

 で、ガマロン続きです。小学生の頃、一年に一度学校の近所に流れていた農業用水の水が干上がる(というか、どこかで堰き止められて水位が下がる)時期があって、この時、課外授業で、水辺の動植物に触れに行く、という催しがありました。

 そこで俺は出会ったわけです。ガマロンに。じゃなくて「ガマ(蝦蟇)ヒキガエル」君に。子供は恐ろしいです。当時バス通学だったんですけど、そのガマロンを連れて帰ったんですよ、家に。当然家ではかーちゃんが異常に嫌がってましたが、取り敢えず庭に大きなカナダライを起き、中に石で島も作ってやって少し水も入れて池みたいにしてやりました。逃げないように金網を掛けて、金網の上に重石ものせてね。

 が、しかしガマロンおそるべし。翌朝、見に行ってみると既にその姿はなく…。重石と金網を跳ね除けて脱走したあとでした。ヒジョーに落胆しましたよ、この時は。

 最初は、どっかでクルマに轢かれたりしただろうな…なんて諦めておりましたが、なんとこのガマロン、その後も家の庭とその隣の空き地で自由を謳歌しつつ健在だったのです。何度も目撃しました。庭には池があったので、たまに池で猛烈なカエル泳ぎを見せ、また塀の下の隙間を潜って隣の空き地へそのそのと移動…。結構長い間生きていたのを確認していました。

 えー。ただのガマの思い出でしたが、画像は1999年に愛知の「アマプロ」さんが日東さんの許諾の元、製品化なさったソフビのガマロンです。製造はマルサンさん系の工場で行われたとのことです。

 顔は日東のキットに似ていますが、日東の二足歩行ポーズとは対照的に座りポーズというところがキュートでいいですね。いくつかカラーバリエーションがありますが、これは初版らしいです。

2009.10.17

地底怪獣 ガ~マ~ロンっ

 いや~すっかり更新が滞っております。すいませんぬ。

 6年ぶりでモデル・カーズ誌の巻頭特集(1976年の「F1選手権インジャパン」特集)の原稿を担当したらヘロヘロになってしまいました。歳には勝てないっす。

 で、そんな朦朧とした意識の中、クアント編集部ハタヤマ変酋長からの依頼で、なぜか入手してきたブツです。日東の怪獣プラモシリーズの「地底怪獣 ガマロン」です。

 このシリーズ、ガメラを筆頭にメジャー怪獣がちゃんとラインナップされていたのですが、なぜか日東オリジナル・デザインの怪獣も混ざっておりました。その筆頭がこのガマロン君であります。当時自分でも作って、ガメラやギャオスより大きいし、戦車みたいなオリーブドラブの成型色がいい!と気に入っていたのですが、子供心に「この怪獣なんの映画に出てるんだろ?」と不思議だった記憶アリ。

 周囲の意見はいろいろでしたが、当時の私見は、「これは我々が生まれる以前の1950年代の映画に出ていた怪獣なのである」というものでした。ノスタルジックに映る箱絵がそう思わせたのでしょう。

 ところで、このキットをクアント編集部が入手した理由。なんとクアント誌では、「ガマロン・プロジェクト」を発動させる予定らしいです。いったい何をやらかすつもりなのでしょう。

 期待してるよ!と畑山変酋長と同編集部のイシグロン氏を激励したところ、いやいや、ヤマダさんがホッキ人じゃん!と言われてしまいました。え~なんでだろ~。更に変酋長によれば、イシグロン氏はボッ○人だそうです。いや~。いやらしい大人にはなりたくないですねー。

2009.10.03

溝呂木 陽さん個展「パリのアパルトマン」

 原宿のペーターズ・ギャラリーで今月7日まで開催されている、イラストレーター 溝呂木 陽(みぞろぎあきら)さんの個展にお邪魔してきました。

 6月に滞在されたパリのアパルトマンでの水彩を中心とした内容ですが、溝呂木さんのお好きな1960年代のスポーツカーやレーシングカーを題材とした作品や、非常にマニアックで面白いモデルカー作品も展示されておりました。

溝呂木さんが最近お作りになったストロンベッカーのスカラブも展示されており、私めは昨年、ストロンと金型の流用関係にあったと思しきMPCのスカラブをレストアしておりましたから、せま~い話題で盛り上がりました。

 更に私のスカラブのウィンドウの状態が良くないことを、私のブログからご存知だった溝呂木さんは、ストロンのキットにダブって入っていたというクリアパーツをプレゼントしてくださいました! いや~勿体ない! 本当にありがとうございます。

 画像は、溝呂木さんの個展のカード2枚。フェラーリが描かれているのは前回のもの、「パリのアパルトマン」が今回です。個展の模様は下記リンクからご覧ください。

ペーターズ・ギャラリー

sportscar graphic(溝呂木さんのブログ)