先頃お伝えしました通り、東京は世田谷・等々力の「リンドバーグ」さんでは、1/24に引き続き、1/32スケールのスロット・コースもオープンしたので、ここのところ1/32も気になっているのですが、中でもハマりつつあるのが、以前から持っていたけど走らせたことが無かった1960年代COX製品の中でも珍品と言える「Li'l Cucaracha(リル・クカラチャ=ちっちゃいゴキブリ)」です。
ヴィンテージ・スロットカー好きの方ならご存知だと思いますが、このクルマは1/24で発売になったCOXのオリジナルデザイン・スロットカー、「Cucaracha(ゴキブリ)」を1/32にスケール・ダウンした小型版で、当時RTR(メーカー完成品)しか存在しなかったモデルです。後にCOXがスロットカー全ての金型設備を廃棄処分にした時、唯一難を逃れてREHCO社に引き取られ、1990年代初頭まで、ディテールパーツの変遷を見ながら生きながらえたことでも知られています。

俺は、この"小さなゴキブリ"のCOX製のもののジャンクを2つ、REHCOバージョンのキットを1つ所有していましたが、これまできちんと走るようにセットアップしてみたことがありませんでした。しかし、近年、Cucaracha(クカラチャ)と同じIFCシャシーを持つCheetaracha(チータラチャ)を体験することで、1960年代のCOX製IFCシャシー・モデル全般に俄然興味が湧いてきました。その直線におけるすさまじいスピードと、無駄のない機能美、そしてぎりぎりモデルカーとしてのリアリティを併せ持っているところが好きなのです。
で、IFCシャシーと言えば元来クカラチャの為に造られたシャシーですから、避けて通れないのですが、1/24は所有していないので、取りあえず手元の1/32版クカラチャをいじってみたくなったわけです。
というワケで、取りあえず1台なんとか走るカタチにして先日リンドバーグさんの1/32コースで走らせてみました。スペックは以下の通りです。
■My Li'l Cucaracha Spec
・BODY:REHCO(Non Metalflake Purple)
・IFC:COX
・Motor:K&B Cougar (mabuchi 13)
・Front Wheels & Tyres:COX mag & knife edge.
・Rear Wheels & Tyres:REHCO alloy & black sponge.
COX版にしろREHCO版にしろ、ボディはパープルのポリプロピレン成型色のものなのですが、個人的にREHCOの方がパープルの色調が美しいと思うので、REHCOを使いました。モーターは本来COX名義のものが望ましいのですが、同じマブチ13系である、K&BのクーガーがREHCOキットには標準で付いていますので、まずはこれを試してみました。
しかしいずにれよ、最大の問題はリアタイヤです。REHCO製品のブラックスポンジは殆ど瀕死状態でしたが、タイヤオイルをたっぷり染み込ませ、サンドペーパーを使って一皮剥いてからコースに持ちこみました。
で、結局なんとかお尻をフリフリではありますが、このマシーンはリンドバーグの1/32コースを走りました。ストレートではなかなか速いです。
今後はリアタイヤの問題を解決しつつ、リアのホイールも純正COXマグに変更、モーターもCOX名義のマブチ13系に改めて、パフォーマンスとルックスの向上を目指したいと思っております。