トイ・ホビダス―超精密ミニカーからかわいいオモチャまで!!
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ホットウィール:記事一覧

2006.2.19

ホットウィール「シズラー」の現実


▲ホットウィール・シズラー「アンジェルノ」(1970年)。ボディの塗装が侵され、シャシーも基盤を中心に腐食が進んでいることがわかる。

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 先日来、ホットウィール1970年代前半における充電式シリーズ「シズラー」の話を書いてきました。
文中、くだんのシズラー系モデルには、「バッテリーの液洩れで、基盤、モーター、外装メッキ部品ボディまで侵される」という基本的な問題があったことに触れました。この問題ゆえに、今となっては現存数が少なくプレミアがつき、ひいてはレストレーションという趣味のアプローチも生まれたわけですが…。

 現代の目で見れば、バッテリーの液洩れは仕方なかったとして、本当の問題点は、傷んだバッテリーやモーターを交換できない構造にあったことがわかります。ボディとシャシーは「焼き止め」されていましたので、これは基本的に子供には脱着不能ということだし、少なくとも「バッテリー、モーター、リアタイヤのベルト」をセットにしたリペアキットが発売されていたら、シズラー系モデルの残存数は随分増えていたのではないか、と思います。

 写真は、シズラーのイメージキャラクターとも言える1台「アンジェルノ」。塗装が侵されたボディを外してみればこの通り、内部も大変なことになっています。既にバッテリーは撤去された絵柄ですが、それにして基盤の発生した緑青がすごいですね。ところで、このアンジェルノ、レーシングカーの歴史に詳しい方なら、すぐにピンとくると思いますが、1960年代のフォードGT40プロジェクトにおける実験車「Jカー」のリアにスポイラーをアレンジしたオリジナル・デザインとなっています。最近再び熱いGT40周辺。模型をコレクションなさっているなら、同時代に作られたという観点から、このアンジェルノはマストアイテムの1つだと思います。

2006.2.18

ホットウィール「シズラー」からの黒い1台


▲ホットウィール・シズラー「サイドバーン」(1971年)

▲ブラックのボディ成型色を持つ唯一のシズラーがこれ。

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 先日来、1970年代の充電式ホットウィール「シズラー」と、そのバリエーションについて何度か書いてきました。今回はシズラー系ラインナップの中にあって、まさに充電式の電動ホットウィールそのものと言える本家「シズラー(Sizzlers)」からの1台をご覧に入れます。

 シズラーは1970年にリリースされました。写真のモデル「サイドバーン(Sideburn)」は、その2年目、1971年に発売されたモデルです。この時期から1972年一杯が第一期シズラーと言え、1973年に「ファットダディ」シリーズが1年間のみ展開された後、1976年までリリースが一旦止まることになります。いずれの時期もホットウィールのデザイン・チームによるオリジナル・デザインのファンタジーカーがラインアップの殆どを占める中、サイドバーンもそんな1台。

 同時期の通常ホットウィールと共通した「レッドライン」の足回り、多用されるクロームのディテール・パーツとヴィヴィッドなボディ色のコンビネーションが「シズラーらしさ」と言えますが、そんなキラキラ世界の中で、このサイドバーンは、おそらく唯一ブラック成型色のボディを持ち、異彩を放つ1台でもあります。個人的に好きなモデルですが、その理由も、この「ブラック」にあります。

 なお、写真のサイドバーンはエクステリアを中心にレストレーションが施され、クローム部品は全て再メッキされています。

2006.2.16

ホットウィール・ベーシックカー2006年の全貌発表!

ホットウィール・ベーシックカーの2006年モデルが全車種発表されました。
シリーズ別に全車種ポップアップ画像で確認できます
くわしくは下のホットウィール・ロゴをクリック!

hwlogo3.jpg



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ホットウィール・チョップサイクルズをレストアする話


▲チョップサイクルズ「マイティ・ゾーク」(1972年)

▲エンジン下から伸びているのは脱着式バンパー。

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 昨日は、いにしえの電動版ホットウィール「シズラー」について書きました。今夜も引き続き、1970年代初頭の電動ホットウィール一族の話題をお伝えしましょう。チョッパーだけがラインナップされたホットウィールのサイドライン「ランブラーズ」の電動版と言えるのがトライク(3輪)だけで構成された「チョップサイクルズ」のシリーズでした。キャラメルモーターと充電式バッテリーを備える基本構造は同じで、バッテリーの液漏れによる機関とボディ関係の腐食という問題も同じ。従って、やはりコンディションの良い完動品には、まずお目にかかれません。

 というわけで、この「チョップサイクルズ」をレストアして走らせているマニアも存在します。オリジナルから型を取ったレジン製の忠実なレプリカも存在します。写真のモデルはオリジナルのチョップサイクルズの1台で「マイティ・ゾーク」という鳥獣をモチーフにしたオリジナル・デザインです。

 この1970年代初期の過激なデザインを手懸けたのは「ボブ・ラブジョイ」というマテルのデザイナーです。飛行機が好きだったという彼は幾多の怪作を生んで間もなくハング・グライダーの事故で亡くなってしまいました。飛行機が好きだったというだけに、空への憧れが鳥獣というモチーフを選ばせたのではないでしょうか?

 元来、子供の玩具であることは間違いないですが、このデザイン、なかなか日本人には真似できないと思いませんか? 若いデザイナーの自由な発想がそのまま形になっていた、その点がこの時期のホットウィールの美点です。なかでもシズラー、チョップサイクルズといったサイドラインには、その美点が顕著に現れていたと言えるのではないでしょうか。

●チョップサイクルズ「ゴーストライダー」レプリカの走行動画はコチラ!

●チョップサイクルズ「ゴーストライダー」の記事はコチラ!

●チョップサイクルズ「サワークラウト」の記事はコチラ!

2006.2.14

ホットウィール「シズラー」をレストアする話


▲シズラー「ファット・ダディ」ファイヤークス(1973年)

▲ブロワーとウィリーバーを持つホットロッド・チューン。

▲充電には単一乾電池×2本ないし4本内蔵する「グース・ポンプ」充電器を使用。

▲内部には充電式水銀電池とキャラメルモーターを内蔵。これはレストアされたもの。

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 ホットウィールが1970年から展開した充電式の電動ミニカー「シズラー」のシリーズは、当時日本でも発売され、通常のホットウィール以上に人気を集めたと記憶しています。コースセットは軒並み通常のホットウィールよりも大きく、価格帯も上だったので、尚更のこと憧れる子供たちが多かったのでしょう。しかし現在、ヴィンテージ・ホットウィール市場では、なかなかその現物にお目に掛かることができません。仮にお目に掛かれたとしても、その多くは既に不動車となっています。
 
 シズラーで遊んだことのある方ならご存知だと思いますが、この充電式電池は当時必ず「液漏れ」を起こし、周辺の基盤やモーターに緑青を発生させ、ボディやメッキ部品までことごとく侵してしまうという問題がありました。コンディションの良いものが殆ど残っていない原因はここにあります。仮に外観の程度が良くても、まず不動車。しかしなんとか当時のように走らせてみたい。そう思うのは自然ですが…。
 
 なんと、この不動車のシズラーをレストアして走らせているマニアもいるのです! ボディを外し、基盤を作り直し、モーターをレストアし、電池は新品に交換、最後にボディを磨き上げて、剥げたメッキ部品は全て再メッキ処理を施すという凝りようなのです。
 
 写真のシズラーもそうしたレストアを施された1台。見慣れた通常のシズラーではなく、1973年に1年間だけ展開された「ファット・ダディ」というディフォルメが効いたラインです。このブログでも何度か書きましたが、1973年はホットウィール一族のレアイヤー。ファット・ダディもなかなかのレアアイテムです。写真のモデルは「ファイヤーワークス」とネーミングされたファイヤーバードで、カー・カートゥーンの元祖、ディブ・ディールの影響を感じさせるグラマラスな造形となっています。

●シズラーのテスト動画はコチラ!

●一瞬のシズラー走行シーンを見る方はコチラ!

2005.12.29

ホットウィール・グラントロス「タランチュラ」

 先般の「マンティス」「シルエット」に続いて同じく1970年頃のホットウィール・グラントロスから、1/43スケールの「タランチュラ」をご紹介。イタリア製ミニチュアらしい精密なディテーリングゆえに高い評価を得ていた「メーベトイズ」がマテル傘下となってからのラインが「グラントロス」で、実はこのネーミング、当時のメーベトイズ製ミニチュアカー、またイタリアで販売された通常サイズのホットゥイールにも適用された。1/43ラインの多くは既存金型を流用したものであったが、中にはグラントロス時代にしか見られない金型もあり、くだんのマンティス、シルエット、そして今回のタランチュラもそうだ。
 ご存知の通り、タランチュラは「マテル・モノグラム」がプラモデル・キットとしても発売した車種。荒唐無稽な造形で、架空のドラッグスターに見えるが(と言うべきか事実そうだが…)、「T'rantula」なるネーミングの意図は、このマシーンがT型フォードをモチーフしたデザインであることを強調したもののようだ。ラジエターグリルを模したオーナメントやキャビンの形状からT型モチーフであることを汲み取って頂けるだろうか。

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