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VC10ハコスカバン

2007年03月29日

柔らかく見える?


以前ダッシュボードを作った時、大物パーツは脱落が心配だと書きましたが、内張りを少し工夫してその心配を無くしました。ダッシュボードの裏に受けとなる部分を付けておいたので内張りのアゴで下から支え、ボディとアゴで挟み込むような形になります。そうすると全てのパーツを接着で連結することになり、脱落することはありません。実際にはパーツの合わせ目に僅かな隙間が開き、キッチリ組み合わさっている訳ではありませんが、ダッシュボードの固定には十分な強度が出ました。それにしても、我ながらキッタネエ指だね。



主な内装パーツは出来ました。あとはレバー等の細かい部品を作れば、室内は完成です。内装は車の外側とは正反対に柔らかい物で覆われているので、質感と雰囲気を持たせるのに苦労します。ボディを作る時は線と面を破綻の無いようにつなげていく作業で、基準点から寸法を計りながら形にしていくと頭の中にある形状に近い物が出来上がってきますが、シートや内張りはベースの金属フレームに被さってはいるものの、表面をカッチリ仕上げてしまうと無機質な固まりにしか見えなくなる為、ふわふわ感を出すにはセンスが問われてしまいます。そういった意味では硬い材料を柔らかく見せるフィギュア原型師は本当にすごいと思います。というわけで、内装パーツも一段落、ひとまずヤレヤレです。

投稿者 baba : 16:47 | トラックバック

2006年12月26日

内張り完成です。


表面にモールドを彫り込んでいきます。まずは筋彫りでパネルごとに分けて内張りの体裁を整えました。筋彫りをする前に位置決めをしますが、これも例によって現物合わせの鉛筆マーキングで行い、実車資料を元にデザインします。ボディの内側はゴム型で複製する際の制約上、実車通りと言う訳にはいきませんが、なるべく本物に見えるようにする為、アレンジして内張りらしい形状にしました。



細かいディテールを加えて完成です。古い車によく見られる内張りのシワを彫り込んで再現してみました。先が円形になった刃物でこそげ取るように、シワが寄る向きに気をつけながら削ります。リブ状になっている枠部分はあらかじめ筋彫りをしておき、プラ材の帯を差し込んで高さを調整しました。この枠はメッキモールなので、色を付ける際に塗り易いように少し飛び出す形にしてあります。ノブやハンドル等は凹凸の面に付いている為、そのまま上から貼り付けると凹部分に隙間が開き、そこをパテ埋めするとディテールがぼやけてしまう恐れがあるので、内張り本体に穴を貫通させてパーツを差し込むようにして形作りました。

投稿者 baba : 21:03 | トラックバック

2006年11月20日

ドアの内張り制作。


次に作るのはドアの内張りです。ボディの内側を整形する際、サイドウィンドウの下に位置合わせ用のモールドを設けておいたので、まずはそれに合うように0.5ミリ厚のプラ板を切り出してベースとなるプレートを作ります。始めにシャーシと内装パーツを仮組みしてボディにはめておき、窓の穴から鉛筆で内側のパーツをなぞって寸法を出しました。その上からマスキングテープを貼ると線が透けて見えるので鉛筆でなぞり、変形しないようにゆっくり剥がしてプラ板に貼り付け、線に沿って少し大きめに切り出せばおおまかな形になります。あとはボディと現物合わせをしながら、何度か調整していくとピッタリ合う物が出来ました。



ベースの上に1ミリのプラ板を貼って内張り本体を作ります。ベースより少し大きめに切り出したプラ板を低粘度タイプの瞬間接着剤で貼り付けますが、広い面積なので中央部まで流れ込まない恐れがあります。であれば真ん中から流してやれば良いと言う事でベースを穴だらけにして中央から外側に向けて順番に流し込み、全体に行き渡らせたら後は穴をパテ埋めしておけば合体完了です。間に挟まっている瞬間接着剤は固まるとかなり硬くなるので、曲げ強度は相当上がりました。整形作業は、下側のシャーシに接する面をベースと同一の形に削り、上部は内張りをボディにはめてサイドウィンドウのふちに合わせて鉛筆であたりを付け、そこで削れば輪郭の完成です。

投稿者 baba : 19:39 | トラックバック

2006年11月16日

ダッシュボードを作ります。


とりあえずシャーシ側に取り付ける内装パーツはあらかた終わりました。あとはボディの裏側に付くパーツを作っていきます。まずは大物、ダッシュボード。これもやはりケミカルウッドから整形しました。表面にはスイッチなどの細かいモールドが沢山並ぶので、後でプラ材を貼り付ける場所をあらかじめ作ってあります。こういった細かい凹凸のあるパーツを作る時に僕が使う道具は、いつも使っているエグザクトやメスの他に細いマイナスドライバーを研いで刃物にした物が多く、何種類か揃えておけば非常に便利です。



スイッチやノブなどのこまごまとしたモールドをプラ材で作りました。メーターパネルやラジオの文字盤、エアダクト出口はデカールで再現するので面を平滑に仕上げておき、貼り付ける際に波打たないようにしておきます。ハンドルポストは一体化したいところですが、ゴム型をとる際にどうしても形状的に無理が出てしまうので別パーツにしました。脱落はもちろん角度のズレが出ないようにする為、接合部に少し工夫をしてカッチリはまり込む形状にしてあります。


投稿者 baba : 23:11 | トラックバック

2006年10月27日

内装パーツもあと少し。


お次はバルクヘッドとセンタートンネルを一体化した物とフロントのインナーフェンダーを制作しました。本来ならば、この2つはまとめて一個のパーツにしたいところですが、複雑な形状になる上にパーツの全長がえらく長い物になってしまうので収縮によるズレを嫌い、2つに分けることにしました。実車同様にインナーフェンダーとバルクヘッドの距離を出来るだけ短くする為にパーツの厚みを1.5ミリ程度に薄くしてパーツ同士を極力近づけ、隙間を小さくすることでペダルの位置関係を実車とほぼ同じに出来ましたが、やはり柔らかいケミカルウッドを材料としているので、あまり薄くすると強度が落ちて量産時に複製する際の原型破損を招く恐れがあり、これ位の厚みが限界だと思います。



センタートンネルの裏はこんな感じ。シャーシ中央のリブにはめ込んで左右方向の位置決めをして、フロントインナーフェンダーとセットで前後方向を固定するようにしてあります。インナーフェンダーは左右を連結して取り付け強度を増してあり、位置決めもしやすくしました。

投稿者 baba : 21:15 | トラックバック

2006年10月25日

座り心地、良さげ。

前回作ったインナーフェンダーの前半部分をやはりケミカルウッドから削り出したリアシートに合体させました。このパーツの固定方法も荷台と同様に前後方向に若干の遊びを持たせ、シャーシに付けた左右のインナーフェンダー下半分に前後スライドが出来るようにはまり、荷台とピッタリ合わせることで位置決めします。シートの裏側は質量を減らして収縮を抑える為に肉抜きしてあり、厚みをおおよそ均一にすることによって変形を防ぐと共に、パーツ自体に軽量化を施すことが出来ました。背もたれの後ろ側にはシートを畳む時に使うロック機構が付くパネルがあるので、フタ状の別パーツにして肉抜きした部分にはめ込み、荷台との接合部にわずかでも隙間が開いた場合の目隠しとします。



フロントシートもリアと同様にケミカルウッドから削り出し、裏側を肉抜きしてあります。こちらもシートバックを別パーツにして下側にシャーシとの接合部となるシートレールを設けましたが、他のパーツと違いフロントシートは独立して付いているので、位置決めは完全に固定して組み立て時にズレることが無いようにしました。

投稿者 baba : 19:49 | トラックバック

2006年09月27日

何やら密集しております。


シャーシの表面に荷台パーツの受けを作りました。荷台側のインナーフェンダー上半分に合うように下半分をシャーシ側に立ち上げ、そこに荷台裏に付けた左右の位置合わせ用のダボを固定します。コの字になっているモールドは前後の位置合わせに作った足をはめ込む受けになり、コの字型にすることによって車の前方側にスライドして動くようにしました。完全に固定しない理由はパーツごとにレジンの収縮率がバラついた場合、荷台パーツの前に付くリアシートを取り付ける際にキツくなって入らなくなる恐れがあり、かといってあらかじめ緩くしておく訳にもいかないので、寸法の逃げを作ってこれを予防しておきます。又、後方に動かないようにしたのは荷台の後ろに来るボディマウント用のパーツに干渉しないよう、位置を決めました。パーツ同士に隙間が出来る方向に収縮した場合であれば、縮む範囲にある程度の予想がつき、対処しておくことが出来ます。



シャーシと荷台の隙間にはボディマウントパーツを固定するネジの台座とシャーシ裏に付ける足周りパーツのネジが刺さる円柱が入り、この隙間を維持する為に荷台裏の足を付けました。パーツ自体がある程度の厚みを必要とするので、各パーツ間のクリアランスをギリギリにしなければならず、隙間の中身もやけに密度が濃くなってしまいました。インナーフェンダーの前半部もケミカルウッドから削り出し、これはリアシートと一体パーツにします。

投稿者 baba : 20:01 | トラックバック

2006年09月26日

速そうなパーツ。


内装パーツの制作に入りました。始めに荷室のフロアパネルを作りますが、この辺のパーツはおおよその形と作る順番を決めておいてその都度、定規で計りながら現物合わせで作る工程が多くなるので、ボディ裏側を削った時に対象や平滑にどれだけ気を使ったかによってパーツの形が左右されます。まずはベースの板を2ミリ厚のプラ板から切り出し、寸法を合わせてインナーフェンダー部分をケミカルウッドで整形しました。こういった立体物を作る時にこの素材は非常に便利で、極端な強度を必要としない場合であれば単品制作に向いている使い勝手の良い材料です。



裏側には固定用の足を付けています。何やらカッコイい羽根が生えておりますが、決して垂直フィンではありません。これは高さと前後の位置決めを行う物で、左右の位置はフェンダー横のダボ2つで合わせます。羽根の形をしている理由はゴム型にレジンを流す際、気泡がスムースに抜け出るように角度を付けてあり、車の前方側に湯口を設け、立てた状態にしてレジンを流し込めば、気泡が溜まる箇所を無くす事が出来ます。

投稿者 baba : 18:00 | トラックバック

2006年09月25日

閑話休題。

ここんとこ作業説明が続いておりますが、決して他に書く事がなくなった訳ではありません。たまたま前回の初代スカイラインの時に行わなかった作業が連続して出てきたので、これは記しておいた方が良いだろうと思った訳でありまして。まあ、僕の日常を書いても毒にも薬にもなりゃしないので、制作工程を載せた方がよっぽど役に立つってもんでしょう。だけど前にも書きましたが、初代の時はヘタな説明文ばかりで訳わかんねーといった御指摘を多数いただいて、もうちょっと文章力を鍛えて分かりやすい説明を心がけるつもりでした。が、非常に分かりづらいのは相も変わらず、あーあ、もっと勉強してくれば良かったな。なんて自己嫌悪に陥っていても仕方ないので、とりあえずこれから行う作業の予告をしておきます。ここからしばらくは内装のパーツを作る工程が続く予定です。初代スカイラインの内装はかなり簡略化した物でしたが、今回のハコスカバンにはもう少し精密な内装パーツを奢る事にしました。これも窓枠の制作工程と同様に量産完成品のレベルがかなり高い事が分かった為で、パーツ点数も多くなり初代では省略した物も作るつもりなので、またしばらく小難しい作業説明が続きます。僕の文章を長い目で見てくれる心優しい方、どうかもう少しお付き合い下さい。

投稿者 baba : 16:00 | トラックバック

2006年09月22日

シャーシの裏と足周り、完成。


足周りを別パーツで作りました。ただし、これは足周りと言うよりシャフトカバーと言った方が正しいかもしれません。レーシングカーやスーパーカー等、車高の低い車はシャフトの取り付け位置がシャーシプレートの上に来ますが、ノーマルの古い箱車は車高がかなり高い為、殆どがシャーシの下に来てシャフト丸出し状態になります。金属製のシャフトは強度を稼ぐ為にどうしても必要なので、ここは外から見えないように足周り風のカバーで隠すことにしました。中に2ミリ径のシャフトが通る為、全体に大ぶりになってしまいましたが、おおよその形は実車に倣って再現してあります。


組み立てるとこのようになります。前端部に付いている棒状の物はトーションバー式のスタビライザーで、前方から見た時に下周りからのぞく、かなり特徴的な物なので取り付けました。これは本来なら左右両側に付く2本のパーツですが、原型は共通にする事が出来たので1本だけ作っておきます。シャーシの裏側に付くパーツは、フロント及びリアの足周りとスタビライザー2本の計4パーツになり、取り付け方法に工夫を凝らしたので、見栄えもそこそこイケると思います。本当なら金属シャフトを使わずに足周り、エンジン、マフラー、スペアタイヤ等をみんな別パーツにしたい所ですが、そうなるともうレジンキットの範疇になってしまうので、ここはグッとこらえましょう。

投稿者 baba : 16:59 | トラックバック

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